
こんにちは!DENKO-SEKKA04です!
突然ですが僕はCRA(臨床開発モニター)という仕事をしております。
CRAを目指す方から資格要否をよく聞かれるのですが、基本的にCRAになるために、必要な資格はありません。(詳細は以下記事をご覧くださいね。)
でも、いくらCRAに必要な資格はなし!と言われても、

それでもやっぱりなんか取っといたら有利になる資格とかないの?
って考えてしまいますよね。
そこで、CRAになるにあたって「なんか資格を取っておきたい!」という方には、「文章検」をオススメします!
というのも、CRAはモニ報や契約書の作成など、書類作成も大きな業務の一つであり、「高い文章力」が必要になります。よく採用時に作文や論説文の提出を求められますが、あれは文章力を見ている訳でもあるのです。
そこで!この資格を履歴書に書くことで、「私、一定基準値以上の文章力あります!」と、根拠を持ってアピールすることが可能になり、周りより一歩リードできること間違いなし!
勿論、文章力はCRAに限らず、すべての社会人にとって大事なスキル。
CRAを目指す方も、そうでない方も是非本記事を参考にして検定を受けてみてくださいね。
文章検ってなに!?
概要
正式名称は「文章読解・作成能力検定」。
漢検でお馴染みの日本漢字能力検定協会が運営されている検定の一つで、2013年から行われています。
文章でのコミュニケーション能力、つまり文章を読み解く力と作成する力を育成し、論理的思考力を高めることを目的としているのが「文章検」です。「文章検」では、これまで曖昧だった「文章能力」を「基礎力」「読解力」「作成力」の3つの力に分類し、それぞれの知識・能力を測ります。その結果、自分の強みや弱みを客観的に知ることができ、長所を伸ばしたり弱点を克服したりというように、自分に合った効果的な学習が可能になるのです。
公式HPより引用
公式HPでも上記のように紹介されています。
漢検と同じ協会で運営されている所もあり、検定の信頼度は高いといえるかなと思います。
各級のレベル
文章検には受ける級が4級、3級、準2級、2級の計4つが用意されています。
4級が一番初級編で2級が難しい級。
級が上がるにつれて、よりビジネススキルとして通用するかがポイントになる様子。
公式HPには各級のレベルとして以下の通り公開されています。
級 | レベル |
2級 | 高等教育で高度な教養を主体的に身につけるために、あるいは、社会人として求められる文章作成を行うために必要な総合的な文章読解力及び文章作成力。 |
準2級 | より高度な学習を目指すために、あるいは、実社会での有効なコミュニケーションを実現するために必要な文章読解力及び文章作成力。 |
3級 | 高校での積極的な理解・表現活動、知的言語活動のために、あるいは、実社会におけるコミュニケーション活動を行うために必要な文章読解力及び文章作成力。 |
4級 | 読む・書く活動を円滑に行い、基礎的な知的言語活動を行うために必要な文章読解力及び文章作成力。 |
内容
基本的にどの級においても
- 基礎力
- 読解力
- 作成力
の3つのカテゴリーが設定されています。
2級を例として出すと、
- 出題されたグラフ・図の文脈把握問題、要約問題
- 異動することになった際、お得意先に出す今までの感謝を述べた手紙の記述問題
- 「カタログギフトを儀礼の返礼品とすること」に関する自身の意見を述べた論説文
といった感じ。
なかなか内容を文章で伝えることが難しいのですが、ありがたいことに文章検では過去門がHPにて公開されています!
検定時間
過去の検定問題を見る限り、各級の検定時間は以下の通り。
2級だけ、30分長い90分と設定されております。
4級 |
3級 | 準2級 | 2級 |
60分 | 60分 | 60分 |
90分 |
合格率
合格率については、公式HPで公開されていました。
すべての級で約7割とのことです!
級 |
満点 |
合格 |
2級~4級 | 200点 |
70%程度 |
先輩からのアドバイス
一応、2級に合格したので僭越ながら先輩からのアドバイスとして紹介させて頂きます。笑
今後の受検の際のご参考までに!
何級を受けたらいい?
まずは過去問を見て難しさを判断してみるといいかもしれません。(過去問はこちらからどうぞ。)
級ごとに難易度が段々と上がっている印象です。
ちなみに社会人の僕は2級を受験しました。
感覚的には、高校生からでも2級は受かると思うので、就活生や社会人の方は2級に挑戦してみることをオススメします!
ノー勉でいける?
資格を取るにあたって気になる勉強量。
怠け者で恐縮ですが、極力時間は抑えておきたいですよね。笑

いくら文章力検定って言っても一応社会人やし、毎日文章書く仕事やし、勉強しなくてもいけるっしょ~
って僕も思ってました。
正直に言いますと、あまり甘く見ない方がいいです、このテスト!
過去問を見て頂いたら分かりますが、要約問題やメール・手紙の正しい書き方、題材に沿った論説文など、多岐にわたる文章力が求められます。いくら毎日文章に関するお仕事をしていても、初見で通るには難しいかなと思います。。。

じゃあしっかり勉強しないと!
どんな風に勉強したらいいの!?
と聞こえてきそうですが、焦らなくても大丈夫。
勉強教材として、公式問題集が出ていますので、こちらで予習しておけばバッチリ問題なしです。
【文章検 公式テキスト】
詳しい解説と問題演習で確かな文章力を養い、文章検合格に導くテキスト。
【基礎から学べる! 文章力ステップ 】
基礎から実践レベルまで段階的にステップアップする構成で、無理なく文章力を身につけられる問題集。
【文章検 過去問題集 】
2017年度・2018年度実施の「文章読解・作成能力検定(文章検)」全検定問題を収録した、過去問題集。
忙しい社会人の方は丸々一冊できなくても、問題の出題傾向だけでも把握しておいた方がいいかも。
文章力ないからか受かるか不安
先ほど「勉強は必須!」と煽ったので「受かるか心配・・・」と思っている方がいらっしゃるかもしれません。
でもそこまで不安視することはなくても大丈夫かなと思います!
過去問もありますし、公式テキストで学習できますので、事前対策はバッチリできますしね。
過去問みてから、受けるレベルを決めて、テキスト買って、問題と解いてみて、間違えたところ解説を読んでおけば、充分な対策になるのではないでしょうか。
CRAに内定するためには絶対必須??
そんなことはありません。
実際に僕はなんの資格もなくCRAになることが出来ました。
ただ、履歴書の資格欄が車の免許だけになるのはやだなあって人にはオススメ。
実習の経験や専門知識がなくても誰でも受けることができますからね。
仮にCRAを目指す方じゃなくても、文章力は社会人として必須な力で、どこでも通用するから挑戦してみる価値ありです!
最後に
以上、CRAを目指す方々にオススメしたい文章力検定でした。
いかがだったでしょうか。
CRAじゃなくても社会人として文章力は必須のスキル。
是非、あなたも文章力検定に挑戦してみてくださいね。
下記記事では、CRAにとって大事なスキルをまとめているので併せて是非ご覧ください!
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
また、次回の記事で!
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